STORY
ストーリー
1930年代 - 1980年代 軌跡
1938年 創業
福島県いわき市で育った、創業者である長谷川久太郎氏は、戦時中に生き別れとなっていた母が暮らす、北海道札幌へ行くことを決心する。その移住先でお世話になった家が左官屋であったことから、久太郎氏は左官職人として修行を積み、「長谷川左官店」(札幌市北区)として独立。これがハセガワ工業の歴史の始まりとなる。
1954年 設立
「株式会社左官工業長谷川組」設立(札幌市東区北13条東1丁目)、当初の本社は借家でのスタートだった。ここから、法人化を機に専務取締役に就任した2代目・長谷川辰雄氏へと経営の軸が受け継がれていく。
1976年
ハセガワ工業株式会社に社名変更
東京支店開設
2月、東京支店を開設。同年4月、ハセガワ工業株式会社へと社名変更。時代を先取りした経営で、北海道経済の発展と共に成長の道を辿る。
1976年
業界全体の発展に尽力
長谷川辰雄氏が2代目社長に就任
ハセガワ工業株式会社への改称と同時に、長谷川辰雄氏が2代目社長に就任。写真は、久太郎氏(右)と辰雄氏(左)の親子のツーショット。
1988年
本格的な機械化導入により
高効率で品質の高い施工を提供
スロープの強度を高めるための「真空コンクリート工法」の施工を開始するなど、本格的な機械化を取り入れ、時代のニーズに対応していった。
1930s - 1980s TOPIC
#01
ハセガワ工業の発展に
家族の支えあり
創業当時、かつての労働現場は、出稼ぎの労働者が泊まり込みで従事することも珍しくなかった。職人の妻たちが、食事の支度などを引き受け、現場を影ながら支えていた。
#02
札幌の都市開発とともに
歩んできた歴史
1960年代、札幌に地下鉄が走り「札幌そごう」や札幌駅バスターミナルの建設など、札幌の都市開発に携わる。街が活気にあふれ、成長していくその過程と共に歩んできた。
#03
福利厚生の充実は
受け継がれた志しのカタチ
1988年、台湾へ社員旅行。創業以来、仲間の絆を重んじてきた同社の志しは受け継がれ、職人の昇級や社員寮の導入など、福利厚生としてその想いをカタチにしている。
1960年代
道内の左官業界の発展と
人材育成のため職業訓練校の設立
戦後の北海道における本州業者への依存性が強かった左官工事の構造を改革するため、長谷川辰雄氏は同士を募り、1966年「北海道左官野丁場会」を設立。
副会長に就任し、道内左官業の発展に努める。「札幌左官職業訓練協会」設立の発起人として奔走し、理事、会長を経て、後継者の確保と指導育成の面においても注力してきた。
1990年代 - 2020年代
1992年
業界発展の努力を認められ
建設大臣表彰を受賞
2代目社長・長谷川辰雄氏が「建設大臣表彰」を受賞。永年にわたって道内左官業界の発展に努めるなど、建設事業の振興に尽くした功績がここに認められた。
2000年
3代目社長に
長谷川克美氏が就任(写真中央)
経営のバトンは、創業者の久太郎氏から2代目・辰雄氏、そして、3代目となる長谷川克美氏へと託された。親子の絆は「ハセガワ」のぶれることのない軸となっている。
2008年
左官職人の高度な技術が
貴重な建築物の修復に貢献
北海道洞爺湖サミット開催に伴う、日本製鋼所室蘭製作所「瑞泉閣」の改修工事に携わる。壁の漆喰や土壁の復元に、昔ながらの左官職人の高度な技術が求められた。
2022年
本社移転・新社屋の完成
若手の経験を磨く場としても活用
本社を現住所(札幌市白石区北郷6条4丁目7-3)に移転し、新社屋を構える。淡路島の左官職人、植田俊彦氏の指導のもと、若手社員を中心に、漆喰壁や土壁、イタリアン磨きの施工を経験。若手育成の場として活用し、新社屋に息吹を与えている。
2024年
設立から70周年
さらなる飛躍を目指して
70年の歩みは、人と人とのつながりであり、深い深い人情が絶え間なく流れている。ここはひとつの通過点であり、心と技術は、100年その先へと継承される。
1990s - 2020s TOPIC
#04
職人育成は未来への希望
札幌左官高等職業訓練校
職業訓練校では、左官職人としての基礎知識・技術の習得と、現場での実践力を養う。次代を担う人材の育成は、業界全体の課題と捉え、現在もその取り組みに注力している。
#05
業界の発展のためできること
女性が活躍できる環境づくり
現在すでに、左官職人=男性の時代ではない。職人を目指した人材が、性別を問わず活躍できる環境づくりを実現するため、女性が働きやすい職場環境を整えている。
#06
昭和から令和へ
街の開発に携わる
現在、札幌駅周辺や新札幌の再開発にも携わる。こうしてハセガワ工業は、昭和の都市開発から令和の再開発にも貢献している。技術の伝承と継続の力を実践している証しである。
継承、その先へ。 紡ぐ、情熱。
100年企業を目指して─。
私たちと共に創造し、挑戦してくれる仲間を募集しています。
歓喜も苦悩も分かち合える、それこそが仲間。 
何かを形にするのは、今ここを訪れたあなたかも知れません。
私たちと共に明日への第一歩を踏み出してくださることを、心より待ち望んでいます。
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